幼児期の発達検査は何のためにする?

発達検査を受けるきっかけ

言葉が出ない、言葉が遅い、意思疎通ができない、パニックがひどいなどの悩みがあるとき

知能検査や発達検査を受けることにより、現在の発達段階や状況を知ることができます


そして、どんな対応をすればいいのかのアドバイスがもらえます

幼児であれば、新版K式発達検査やWPPSI(WISC幼児用)などがあります。


新版K式発達検査

運動面、認知面、言語面の三つの視点から評価していきます

子どもの発達に必要な達成課題を通過しているかどうかを見ていきます

「生活年齢」幼児の実際の年齢 何歳何ヶ月か

「発達年齢」発達課題を通過、つまりクリアしている年齢

生活年齢に対して、発達年齢がどの辺りにいるのか
それを表すのが「発達指数」でDQと呼びます
DQは100を基準とします

例えば、4才の幼児の発達年齢が4才だったらDQ100です

8才の子どもの発達年齢が4才だったらDQは50になります。基準からの隔たりを数字で表します

知的障害かどうかの基準は、DQ75あたりが基準となっています

WPPSI(WISC幼児用)

認知能力を測る種類の検査で、
「言語理解」

「知覚推理」
「ワーキングメモリー」
「処理速度」の4つの指標と、
「全検査IQ」という得点が出されます

つまり、検査結果を「知能指数IQ」と、あと4つの得点で表される検査です

知能指数のIQは100を基準とします

85から115までを標準域にあるとみなします

知的障害があるかどうかは、やはり75位が目安とされます

IQは40から160までで表されますので、40以下点数の子どもは「IQは40以下です。」と表現することしかできません

ですから、具体的な数値が必要な場合は、他の検査でもう一度評価し直すこともあります

さまざまな視点から評価し、その子の得意、不得意がわかる検査です

どこに注目して指導したらいいかが良くわかるのが特徴です

検査結果の説明

検査をしてもらってこんなことを言われるお母さんが多いです

・検査結果を説明されたけど、よくわからなかった

・検査結果から知的に遅れがあるとか実年齢よりマイナス○歳と言われたけれど、具体的なアドバイスがなかった

検査結果をみて、お母さんや本人が困っている出来事の中で、この力を伸ばすにはこういう関わり方をするという具体的なアドバイスを求めてお母さんたちは、療育機関や病院でお子さんの検査を受けさせます


藁にも縋る気持ちでそこに臨んでいます

なのに、お母さんが満足するアドバイスがもらえないことが多々あります


できれば、あそこの病院のアセスメントは丁寧だった、わかりやすかった、適切なアドバイスがもらえたなどの口コミ情報を収集して、クオリティの高い機関で検査を受けて下さい

または、説明に納得がいかなければ特別支援で発達を専門にしているの大学の教授などにセカンドオピニオンをお願いして下さい

検査結果を○○先生にみてもらうので下さいと言えばデータを渡してくれます

検査結果を活かして毎日の生活が楽になり、本人の成長につながることを願っています

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